この将棋は完敗の将棋であったが、一生懸命にやった将棋はどんな将棋もそれなりに面
白い。
いろいろ勉強になった将棋であった。
問題点のひとつは普通の手が指せないということ。
もうひとつは、肝心なところで読みを打ち切ってしまうというところがあること。
この二点である。
32手目「8八角」と引いたのは「3一角」をうっかりしていたという信じがたい読みぬ
け。
もちろん、「8六角」と上がるべきである。
34手目からの手順も39手目の「6一王」を読めずに指した手順。
これでは34手目以降が
完全な空振り手順となり、指す手がなくなってしまった。
46手目「6六金」は角が死ぬのは知っていたが、何とかなるだろうという、まるでエア ポケットに入ってしまったような瞬間であった。
51手目「4六歩」が急所中の急所、これで動けなくなってしまった。
将棋は筋で行くべきところと普通に指すべきところがある。
前に進むところと待機する
ところとがある。
この呼吸の妙が何ともいえず難しいし、面白い。
私はまだまだ突っ込
んで自爆するところがある。
駒落ちなのでそれで勝負になることも多いのだが、この将
棋はその突込みが裏目に出た将棋であった。