序盤は手薄な4筋を争点として戦いを起こそうとしたが、上手もいつのまにか全ての駒
を中央に集結。
こちらも桂馬こそないが、「飛車、角、金、銀」の駒での戦い、しかも
玉頭で、悪いわけがない。
68手目 総攻撃が一段落したところで、角で取る方がよかったとの感想戦での指摘。
なるほどであるが、飛車で取る手だけを考えていて、角はほとんど眼中になかった。
私
は飛車より角の方が好きなのである。
だから飛車を前線に出し、後方でレーザー光線の
ような角を控えさせるのが好みなのである。
74手目 普通は「5六飛車」で、その読み筋であったが、その局面になってみると、
飛車捨てもあることに気づき、一気に寄せに入る。
局後の検討では、無理ではなかった
ようであるが、「2四角」が遠く「6八」まで効いているのをうっかりしていた。
早く
角を取るべきであった。
要は「5四飛車」は実力不足の分不相応の手であったというこ
と。
ただ、こういう背伸びした手が私の将棋であり、また人生でもあるので、挫折しながら
もまたそのような指し手に挑戦します。
お互いの駒が中央に働いた熱戦でしたが、そういう展開になると勢力差がはっきりして、上手としては無策でした。
68手目は▲5五同角のほうが良いとコメントしていますが、△5七銀が気になるので、本譜で問題ないと思います。
74手目▲5四飛では▲5六飛なら下手の快勝譜となっていたでしょう。
しかし本譜の進行で、面白く難解な終盤戦になりました。
特に▲4八金と寄った手には感心しました。
手の流れからしてとても指し辛い一手ですが、こういう手を指せるところに高塚氏の実力を感じます。
しかし惜しむらくは角を取って詰めろをかければ判りやすい勝ち筋だったものを、取れたはずの角に働かれて逆転負けしたのは無念。