わたしのヒーリングは児戯である。と同時に、とてつもないものである。自分自身の内にある二面性をよくよく見ることである。
この意味で、ヒーリングを我が狭い思いに閉じ込めぬことである。

・・・そして、他のあらゆることに関しても同様である。

間違っても、自分という固有名詞を一般という普通名詞にしてしまわぬこと。

・・・ただし、その脇には、慢心というドブがある。足を取られぬことである。

親しき友よ、
自分を否定しないことだ、自分を肯定することだ、
その自分とは、カミということだ、あるいは、大いなる神秘、大元の意識ということだ、
そのカミを否定せず、肯定し、表現することだ、

そのためには、石ころを動かすこと、
自分という石ころを蹴ってみること、
カミという石ころを蹴ってみることだ。

死や病は人をやさしくする。
だから、そこに、実際に、立ち会うことである。

このことは、能力の拡大、視野の拡大によって可能なことである。

出来事にわたしが忙殺されてはならない。

出来事をわたしによって忙殺し、出来事とわたしの本当の姿を見てみることだ。

筮竹は、タロットは、占いのコインは、わたしの手、わたしの足とせよ。
それは依存ではない。それを我がものとして“使う”ということだ。

だから、わたしは護符も使おう！
依存させるものとしてではなく、わたしの手と足としての護符である。

怠惰も努力も底はない。

愛とは何か。倒れている人を起こしてあげることであり、これはできる。
これはわたしの愛である。

しかし、続いて歩き始めるのは、その人自身しかできないことである。

これは、その人自身の愛であり、時に空気を吸うより大切な、自由という愛である。

デミアンはシンクレールに言った。
「まさか君は僕を怖れちゃあ、いないだろうね。人間を怖れちゃあいけないよ」・・・

だが、人間のみならずあらゆるものを怖れるのが人間である。
だから、人はみな吃音障害を背負っているのである。

たどり着けないところがある。・・・それは、愛の果てである・・・

だからグルジェフはこう言った「生命に感謝することはできない」・・・生命とは愛のことだ。

愛は果てしないものなので、手に取ることはできないのだ。