患者さんの立場に立つことはできない、“立ち切る”ことはできない。
しかし、立ち切らなければヒーリングをしている意味はない。一歩でも半歩でも1ミニでも、立ち切ることに近づくことだ。

・・・そのためには、“時間のない世界”に落ちていくことだ・・・

不老不死（身体統御）への道は遠い・・・ただ、“今現在”と無関係なはずがない・・・してみるに、他者へのヒーリングが不老不死への道でもあるかもしれない・・・

（補足）当然ながら、ヒーリングは不老不死を目的としてはならない。
ヒーリングの目的は、存在のためであり、他者の視点の変換のためであり、結果として自分自身の不老不死に至るかもしれない・・・ということである。

遠隔ヒーリング中には、精妙なエネルギー体もまた、そこで呼吸している。

その呼吸に、その場に、意識をのせること。

時のない世界にいる＜わたし＞、その＜わたし＞から出てくるものがある。

その出てくるものを、時のある世界にいる私によって殺してはならない。

結果に無限大の可能性があるのではなく、「自分自身の存在」・「選択する力」に無限大の可能性があるのである。

わたしにとって、10万の命にふれることはできない。
ただ、ひとりの命であれば、死ぬほどふれることはできる。

だからいまは、ひとりの命にふれることに生きるのである。

チャットGPTはわたしの経験の9割9分を書くことができるかもしれない。だが、残りの1分はわたししか書けないものである。

そして、問題は、
その1分を私は書いているのか、話しているのか、行動しているのか、
ということである。

「類は友を呼ぶ」というが、この言葉の実相である愛と憎しみについて知ることはなかなか難しいかもしれない。

理由のひとつは、自分自身にうそをつき、自分が何をしているか知らないからである。

人を否定してもよいが、自分を否定してはならない。

人に嘘をついてもよいが、自分に嘘をついてはならない。

そして、自分を肯定し自分に正直であれば、他人を肯定し他人に嘘などつかなくなるだろう。

では、自分とは何か・・・これが一大問題なのである・・・

＜わたし＞となること。そこに桎梏があってはならない。

・・・その桎梏とは慢心と隷属と偏見である。